T様邸20
仕上がると見えなくなってしまう部分。。。建物には沢山あります。
というより、ほとんどの部分が見えなくなってしまう。
でも、その部分が「建物を支えている」と、私は思います。
基礎、土台、柱、梁、筋違、金物。。。。数え上げれば、きりがないですね。
その中で、設備、電気の配管、配線も、その役割を担っています。
昨今の建物事情では、益々、電気の使用量が増えています。
建物への電気の供給がなくなれば、建物内のほとんどの機能が停止してしまう。
と言っても過言ではありません。
今は、電気に関しては、原発等、様々な事が問題になっていますが、
建物内のことだけを考えれば、電線が1本切れていても、電気が使えない部分がでてきます。
でも、仕上がれば見えなくなるから、通電の事だけを考えればよいか???
しかし、職人はそうはいきません。
自分の仕事にプライドがあります。
たとえ見えなくなっても、1本1本、電線のよじれを直し、まるで、河が流れているかのごとく、
きれいに整然と配線をします。
私も、毎日毎日、現場で職人仕事を見ていますが、そんな彼等の心意気には、いつも圧倒されます。
普段は、あまり目にすることのない部分ですが、少しご紹介致します。
◆仕上がると天井裏になるスペース
◆分電盤取り付け部分