ちょっと時代おくれな社長の一言

ひとこと ~第六回~

今年も早いもので12月。  今年のトップニュースはオリンピックが東京に

決まったことでしょう。前回 、1964年(昭和39年)のオリンピックの時は

高校三年生でした。テレビのカラー放送が開始されて、最初の映像が

入場行進でした。叔父の家にカラーテレビがありましたので兄弟でみに

いき 日本選手団のブレザーの赤い色は今でもよく覚えております。

オリンピックの開催に合わせ、新幹線の開通、環状七号線、首都高速

道路、JR高架等々 インフラ整備が進んで、子供心にも世の中がよく

なっているなと感じました。

新 三種の神器と言われて、自動車、クーラー、カラーテレビを持つのが

夢でした。我が家も父が中古のトヨペットクラウンを買いまして田舎(信州)

へ家族全員乗って帰りました。途中の碓氷峠で車がオーバーヒートして

動かなくなり、休み休み行ったものです。

この数年後、会社を株式会社とし本格的に分譲住宅を手掛けるように

なるのですが、建築の知識も経験もない父がよくやってこれたと感心

します。当然 銀行などからの融資も受けられませんから資金面でも

苦労したと思います。それでも何とか今日まで来れたのはオヤジの

努力と建築に対する情熱です。

当時は日本中が活気に満ちて、誰でもまじめに努力すれば報われた

時代でした。

今の時代は何か違ってますね。

 

 

平成25年12月

 

 

                             つづく                               

 

 

  

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