点検・メンテナンス
ちょっとした頼まれ事もあり、ちょうど1年前にお引渡しをさせて頂いた、
お客様のところへ、お邪魔して参りました。
弊社のある東京杉並から、車で1時間半くらい走った郊外にある物件です。
都内とは違い、緑が多く、視界が開けていて、最高の環境にあるお宅です。
約1年ぶりですから、1年点検・メンテナンスも兼ねてですね。
特に外壁の汚れが、どの程度かと、気になりつつ。。。
全体的に目立った汚れ、クラック等もなく、状態は良好でした!
こちらのお宅は、設計当初から、オーナー様のイメージされたデザインが、
“南仏風・テラコッタ風”でした。
ですから、屋根は急勾配で洋瓦葺き、
外壁は、モルタル下地にジョリパットのアートクリフというパターンを使用し、
わざとラフなガサガサ感を出しました。
そしてこの建物で、一番特徴的なのは、外壁から破風に上る部分ですね。
施工という点からも、一番苦労した部分ですが、、、
外壁から屋根に向けて、その間にある破風が、少し逆勾配になりながら、
自然に上がっていくイメージで造りました。
当時の私の頭の中は、中世ヨーロッパの教会をイメージしていました。
その仕上がりは、当初の想像以上でした。
日光のあたる角度によって、様々な陰影がぐきて、外壁のラフさと相まって、とてもいい雰囲気です。
建物内部に関しても、目立った不具合もなく、とても丁寧にお使い頂いているのが、感じ取れました。
この瞬間が、設計・建築に携わっている者としては、一番のご褒美ですね!
天気も抜群に良かったので、心身共に、とても気持ちの良い、贅沢な一日でした。