現場日記

点検・メンテナンス

ちょっとした頼まれ事もあり、ちょうど1年前にお引渡しをさせて頂いた、

お客様のところへ、お邪魔して参りました。

弊社のある東京杉並から、車で1時間半くらい走った郊外にある物件です。

都内とは違い、緑が多く、視界が開けていて、最高の環境にあるお宅です。

約1年ぶりですから、1年点検・メンテナンスも兼ねてですね。

特に外壁の汚れが、どの程度かと、気になりつつ。。。

z032.jpg

全体的に目立った汚れ、クラック等もなく、状態は良好でした!

 

こちらのお宅は、設計当初から、オーナー様のイメージされたデザインが、

“南仏風・テラコッタ風”でした。

ですから、屋根は急勾配で洋瓦葺き、

外壁は、モルタル下地にジョリパットのアートクリフというパターンを使用し、

わざとラフなガサガサ感を出しました。

そしてこの建物で、一番特徴的なのは、外壁から破風に上る部分ですね。

施工という点からも、一番苦労した部分ですが、、、

外壁から屋根に向けて、その間にある破風が、少し逆勾配になりながら、

自然に上がっていくイメージで造りました。

当時の私の頭の中は、中世ヨーロッパの教会をイメージしていました。

その仕上がりは、当初の想像以上でした。

日光のあたる角度によって、様々な陰影がぐきて、外壁のラフさと相まって、とてもいい雰囲気です。

z033.jpg

z035.jpg

建物内部に関しても、目立った不具合もなく、とても丁寧にお使い頂いているのが、感じ取れました。

この瞬間が、設計・建築に携わっている者としては、一番のご褒美ですね!

天気も抜群に良かったので、心身共に、とても気持ちの良い、贅沢な一日でした。

 

 

 

 

 

 

現場日記TOP